第40回福岡筑紫地区就労支援事業所運営連絡会(通称:原点回帰の会)のご報告


今回の原点回帰の会のテーマは、新しく創設が検討されている「就労支援福祉士(仮)」について考えるをテーマに話を行いました。


まだ、情報が少ない中でのお話でしたので、憶測の域を超えない内容にはなりましたが、情報がない今だからこそ、常に今後の動きを意識して追える様にこの研修会で取り上げるこのスピード感こそが、この研修会の存在意義だと思っています。


最近は、様々な分野の専門職化が行われるようになりましたが、そもそもの動きとして、専門職として資格化、確立化させないといけない理由を考える必要があると思いました。


これまでも、国家資格としての社会福祉士や精神保健福祉士、作業療法士や理学療法士、言語聴覚士から、任意資格としてのこども家庭ソーシャルワーカー、他にも今は国家資格以上に難しくなった介護支援専門員、経験年数と研修でなれるにも関わらず、業務独占である相談支援専門員と、様々な専門職化が行われてきました。


そもそも、なぜそれが必要なのでしょうか?


それは、資格化に伴う「利害団体をつくることによる国会議員等による選挙対策や天下り先の確保?」といった穿った見方もあるかもしれませんが(苦笑)、それ以上に、特に就労支援の分野では資格要件のないことによる障がいに対する配慮不足や、その後も学ばない福祉職員の多さなど、いろんな原因が背景にあるようにも個人的に思います。


同時に、私たちも経験年数だけを見ればベテランと呼ばれる領域にあるものの、未だ、自分の個人的立場や感想で利用者や支援者、行政を動かそうとするような動き、これまでの当事者の戦いでもあった障がい福祉の歴史を知らない人たちによる、安易で浅はかな考えによる発言や動きといったことが、当事者や関係団体の方々による私たちの業界に対する失望感もあるかもしれません。


「資格を取っても何も変わらない」のは当然ですが、資格を取るために学ぶ姿勢こそが、私たち支援者に求められているのかもしれませんね。



同時に、今回は「就労選択支援」の話題にも踏み込んだのですが、私たちが想像する以上に、就労選択支援は、就労支援を行う障がい福祉サービス事業に対して、就労を支援する概念の転換を求める内容になるかもしれません。


実は、当日の昼に他の職員がたまたま見つけて、私も興味があったので仕事をしながら見ていた「あいいくえんフォーラム9」(https://www.youtube.com/live/sZnCzVX2V50)のオンラインイベントのなかで、又村あおいさんの就労選択支援に関するお話を伺い、「これはただ事ではないぞ」と個人的に仰け反ってしまったのです。


そのため今回の原点回帰の会でも取り上げてもらおうと思った次第だったのです。


内容は是非、実際の動画を見てほしいと思うのですが(令和7年1月末までです!おはやめに!)就労選択支援に求められる内容は、なかなかの『武闘派』な内容であり、そこには「相談支援専門員」の役割も大きいということを、みていた私もはっきりとわかったのです。


すなわち、今後、例えば卒業に向けて進路に動いている支援学校高等部のこどもたちは、場合によっては就労支援の理解がある相談支援専門員かそうではないかで、その子の将来が大きく変わるのだろうなということでもあります。


同時に、本来の就労選択支援の動きを実現するためには、地域ぐるみて就労支援に関する本音の話ができる環境づくり、すなわち、地域の協議会の「就労支援部会」の役割が大きくなるのではないかと思ったのです。


場合によっては、就労継続支援に通う方が、実際にそこで作業をしている様子を就労定着支援事業の職員が入り、アセスメントを含めていろんな関わりが生じることになります。その間は、継続支援の給付費と定着支援の給付費が同時に取れることになり、相談支援専門員ともに、能力のある利用者で本人が望めば、次のステップに引き出している支援が求められることになるというのです。


(それは、入院患者を地域に出す行為に似ていますよね〜|)


それまで、その利用者が事業所の要になってしまい、常にその事業所に利用者本人に事業所にとどまることを強いてきた事業所にとっては、大きな痛手になることも考えられますが、同時に、「利用者支援のあり方」「はたらく意味」などを、より就労支援事業所は考えるように突きつけられることにも繋がります。


(抱え込みもまた、増えそうな予感です・・・)


この考えを浸透させるためには、きちんと「障がい福祉」や「就労支援」についてを学んでいる「就労支援福祉士」の存在価値にもつながり、おそらく事業所にとってのキーパーソンになり得ます。


相談支援専門員の研修でも、地域の協議会の動きの差によって、地域格差が生じると言われはじめているのですが、まさに、就労分野ではたらく事業者や支援者との風通しの良いコミュニケーションの場が、今後は地域における就労支援にとって、大きな地域格差になるのではないでしょうか?


この動きは、「厚生労働省」ではなく「財務省」の動きであることも、又村さんは動画のなかで言われていました。すなわち、障がい者のはたらく=民間への就労斡旋であり、ある意味、今はお金を投資してでも、将来にわたって民間企業ではたらく人を増やすことを求めているのだということです。


これまでは、分母が大きい介護分野ばかりがクローズアップされてきたため、介護分野の削減が目立ち、障害福祉はまだ放置されている状況でしたが、児童分野も含めて障がい福祉が占める予算は、年々大きくなってきていることから、財務省からもかなり目をつけられていることを、現場ではたらく私たちは考えていく必要があります。


そういった先の予測を見越しながら、みんなと一緒に地域福祉を考えていくことができるように、来年の「原点回帰の会」は就労支援から障がい福祉サービス全般を学ぶ勉強会としてリニューアルを行います。


皆様、是非、令和7年2月以降も会員登録をお願いいたします!



次回は、12月20日(金)午後7時半から「対話の会」です!

是非、ご参加よろしくお願いいたします!


訂正のお知らせ

次回の原点回帰の会を、3月21日(金)とお知らせしていましたが、

2月21日(金)の午後7時半からでした!


すみません・・・💦

お間違いのないようのお願いします!



コメント